保健師から呼び出されたんやけど、保健師って何しとる人?
保健師さんは、私たちが健康に働けるようサポートしてくれる人ですよ♪
みなさんは「産業保健師」をご存知ですか?
新型コロナウィルス感染者フォローアップや災害時など、保健師の活躍を目にする機会は増えてきました。
ところが、企業で働く産業保健師は、まだまだ認知度が低いようです。
この記事では、あまり知られていない「産業保健師」の仕事内容や役割についてご紹介します。
産業保健師って?
保健師は、国家資格である”保健師免許”をもつ予防医療のプロフェッショナル!
保健師として働くには”看護師免許”を持ってることが必須です。
保健師の中でも企業で働く保健師のことを産業保健師といいます。
保健師として企業(事業所)に務めている人は約4000人のみなので、かなり珍しい職業といえます。
参考 :令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況
産業保健師の役割
産業保健師は、”働く人が健康で安全に働くための職場づくり”が主な役割です。
生活習慣病やガンなどの病気の予防から、ココロのケアまで幅広く携わっています。
保健師と看護師って何が違うの?
看護師は”病気を治療するためのサポート”、保健師は”病気にならないためのサポート”というのが大きな違いです。
保健師の業務については数字の成果などで表しにくいため、保健師の仕事は看護師よりも見えにくいかもしれませんね…。
産業保健師の仕事内容
お仕事内容は、会社によってかなり違うんだよ。
会社の規模や、目的によって産業保健師の仕事内容は異なります。
会社に診療所が併設され、診療所でクリニックのように働く人がいる一方で、
オフィスでデスクワークのみのお仕事も。
~産業保健師の主なお仕事~
◆ 健康診断の手配・結果の処理
(社員さんが健康診断を受けるためのサポート、結果を適切に保管)
◆ ストレスチェックの実施
(ストレスチェックの実施、ストレスが高い社員へのフォロー)
◆ 保健指導や、受診勧奨
(社員へ生活指導や病院への受診を促す)
◆ 健康相談
(社員さんからの相談を受け、アドバイスしたり、一緒に考えたりする)
◆ 長時間労働者や休職者などのサポート
◆ コンサルティングや健康施策の立案
(健康診断やストレスなどの結果を分析し、会社の健康課題の解決を検討)
◆ 啓発活動
(健康情報を作って配信したり、講和でお話したりすることで健康についての情報発信)
◆ 会社や産業医との懸け橋
保健師を怖がらないで
初めての生活指導の時は「怒られる」と怯えてくる方もいらっしゃいます、そうじゃないんです!
目的は「健康について考える時間を設けること。」
もちろん、医療機関への受診が必要な方もいらっしゃいますし、厳しいことを言われることもあるかもしれません…。
でも、忘れないでほしいこと、保健師は社員みなさんの味方です!
会社に保健師がいる方!健康や生活のことで困ったことがあれば、怯えずに気軽に相談してみてくださいね。
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